必要なのは愛への謂い訳。激動の昭和時代。幼馴染の豪と幸彦は肉体関係を結んでいた。肺病で死ぬと冗談まじりに言う幸彦が、死ぬ前に試したいこととして始まった関係だ。豪は幸彦の態度にいつも戸惑うばかりだったが、ある日幸彦が血を吐き入院したことで、豪の気持ちにも変化が訪れ――…?