「俺のことだけ考えさせると決めたんだ」私のカラダを熱くするのは――本気で好きになっちゃダメな男結婚を考えていた恋人を妹に奪われてしまった成穂。色々な感情を抑えこみ、家を出て仕事に打ち込み立ち直ろうと奮闘していたある日。転職先の御曹司でもある副社長に「婚約者になって欲しい」と迫られる。……なんで私が?求められているのは「便宜上の婚約者」のはずなのに、触れてくる彼の指先は熱くて――。