大友智子、通称「トマト」16歳。両親を交通事故で立て続けに奪われ、孤児となる。その後、親戚に預けられるが虐待に耐えかね家出。以後、春をひさぎながら自立生活に入る。モットー「健康」趣味「水泳」人生観「それは南の島にある」――そんなトマトの自由奔放な生活と、すれ違う様々な人間が巻き起こすヒューマンドラマを、鮮やかな筆致で鬼才が描く!