放課後の図書室で、茅野梁璽は津島瑛也と名のる身知らぬ上級生から突然の告白を受けた。とまどいながらも一度は断った茅野だったが、その後も親しげに声をかけてくる津島と好奇心から寝てしまう。あいまいなまま津島との関係を続ける茅野は、津島が学内でも有名で自分だけが特別ではないことを知り、苛立つようになる。遊びとも、ましてや恋愛ともつかない気持ちを持て余し、いつしか津島の清廉な潔さに強く惹かれていた茅野だったが…。