「俺のショコラでジャパニーズ・土下座させてやる!」フランス帰りの洋菓子店店長兼パティシエという輝かしい肩書きを持つ薫は自信家で野心家。近所の老舗和菓子屋の評判を聞き、「和菓子なんて古臭いものに負けるわけがない!」と偵察に出向く。そこで出会ったのは、不愛想な和菓子職人・壮二郎。敵対心むき出しで食って掛かるも、「洋菓子の良さはわからん」と一蹴される。一方的に宣戦布告して店を飛び出した薫だが、ギャフンと言わせるつもりで作ったショコラに対し素直に感激する壮二郎の笑顔になぜかときめいてしまい――!?