王妃は城の奥で魔法の鏡を見つけた。この国で一番美しいものはだれかと尋ねると、鏡は夫の不倫相手の伯爵夫人だと答える。わかっていたことだ…ため息をつく王妃。そう、彼女はお世辞にも美しいとは言えない容姿だったのだ。ある日、王妃は鏡に問いかけてみる。「鏡よ、この国で一番醜いものはだれ…?」映し出されたのは薄汚れた1人の物乞いだった…。(37P)(この作品はウェブ・マガジン:ホラー シルキー Vol.6に収録されています。重複購入にご注意ください。)