君が世界一だと言ってくれた異国人の薬師・エルヴェが営む薬屋に飛び込んできた、傍若無人な男。彼は、宮廷で話題の詩人・ネロだった。ひそかに彼に憧れていたエルヴェはショックを受けるが、ネロの奔放さと誇り高さに魅せられていく──。ふたりが紡ぐ、想いの詩。本当に、人を振り回すのが好きだな。──それがお前なら仕方ない。