三弦には生まれつき味覚が無い。にも関わらず本人は料理を作るのが好き。逆に他人が作った物は全く食べられない。異物混入があっても自分では安全性が分からないことから生まれた自己防衛手段だ。少年・新太はそんな奇妙な体質の三弦からご馳走してもらう機会に恵まれる。そのお礼と、味覚が無いことから醸し出される三弦の様子が気にかかり、ある日、新太は三弦をスーパーに連れて行く。そして、とある料理を作ろうと提案する…。