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2024/02/21
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真名の系譜

著者名: 烏城あきら
作品詳細

魂は睡を包み、睡の中に浮かぶは言。この身ひとつの二郷一領両目に「魂昇瀬」と呼ばれる異能を宿す荻乃は兄・藤生を頼り東京へ。だが荻乃を出迎えたのは、尽興と名乗る巨躯の坊主で……。《荻乃、おまえはこれから、東京のおけぁさんのとこへ行きなっせ》――両目に「魂昇瀬」と呼ばれる異能を宿す岸本荻乃は、育ての綾婆に「拭き返され」て自身が異能の一族・伍賀家の荻乃であることを思い出す。さらに東京にいる兄・藤生のもとへ向かうよう追い立てられるが、そこで出迎えたのは尽興と名乗る巨躯の坊主で……。伍賀、雛、一統、有叉――異能の血族を巡る企みの深淵とは。大型伝奇ファンタジー。烏城あきらの初期作品、こづみ那巳名義で刊行された第2回角川ルビー小説賞ティーンズルビー部門奨励賞受賞作が復活!

出版社:二見書房
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