島村篤はケーキ屋『la nuit(ラ・ニュイ)』(夜の意味)の店長兼パティシエ。篤は、開店から通ってくれる栗栖永嗣に恋していた。彼は篤が昔から憧れていた「ある人」にそっくりで、店を開くならその人の地元で、というほどの強い思い入れがあった。ある日、ひょんなことから永嗣と会話し、仲良くなれたのだが、篤には、人には言えない過去が…。