真夏の夜、寝床を捜して深夜の街を彷徨っていた内海啓太は、杉浦充という男と出会いセックスを条件に部屋に泊めてもらう。男と寝たい訳ではなかったが、啓太は 自分のアパートに帰りたくなかった。大きな冷凍庫が唸る部屋で、独り夢を見たくなかったからだ。悪夢を抱えていた啓太にとって、泊めてくれる杉浦は都合の いい相手だった。しかし、杉浦の一途な想いに心が揺れるようになり…。何処か欠点のある二人の恋の行方は?