数年前に他界した姉の夫・信一郎と二人でアパートに暮らす高校生の遥希は、自分が邪魔な存在になっているのではと日々考えていた。それは、姉と信一郎が結婚した時から思っていたが、姉亡き今も、遥希の義兄として変わらずそばにいる信一郎に対し強く思うことだった。けど、今ある総てが毀れると思うと、決して口に出せなくて…。