三田村圭子は男女問わず人気がある女性。学生時代から努力家で貧しい家庭環境ながらも、母の期待を背負って国立大学へ進学する。就職先の製薬会社では仕事も順調で、御曹司である時任和彦に一目惚れされて結婚することに。まさに順風満帆な人生を送っているように思われた。しかし彼女には高校時代、周りには秘密の交際相手がいた。圭子の大学進学後、すれ違いが加速する二人。ある夜に起きた事件が圭子の人生に影を落とし始める。