占領初期の沖縄にとって最大の課題であった「復興」は、学校教育によっていかに成し遂げられたのか・・・戦後、米軍の占領下におかれ新たな一歩を踏み出した沖縄において教育改革がどのように行われたのか。本書では国民精神の支柱を形成する教科である「社会科」に焦点を当て、沖縄での教育改革の様相と成立過程を明らかにする。