著者名:
石光俊介/佐藤秀紀 | |
ものづくりの現場に変化が生じている。これまでは最新機能をうたったハイテク機器が市場を席巻し、ものづくりの現場は新しい技術の取り入れに躍起になってきた。しかし、近年は、快適で使いやすい人間尊重の機器開発・労働環境、つまり、「人間工学」に基づいた技術開発にシフトしてきている。本内容は、過去に金沢大学(機械工学類人間機械コース)にて開講され、現在、広島市立大学(情報科学部 システム工学科)にて開講されている「人間工学」に概略基づいているため、基礎の学習に最適な一冊となっている。高度技術化社会、超高齢社会、人間尊重社会の中での機械の設計には、「使いやすさ」を追求する人間工学的な視点は重要かつ不可欠であり、本書が読者の機械設計の一助になることを願っている。
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