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2024/02/21
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オーライ ウトーリ ひなた猫

著者名: 著:青木奈緒
作品詳細

猫が寄り添う 穏やかな猫時間祖母・幸田文、母・青木玉と続く言葉のリズムと日常への細やかな目線で、幸田家の猫たちの思い出、当代の猫たちとの暮らしを綴る珠玉のエッセイ集。タイトルは、曾祖父・幸田露伴の戯曲「術競べ」に出てくる言葉から。幸田家に伝わる猫を眠らせる呪文。月刊『ねこ新聞』人気連載を書籍化。カバー、イラストは『コーヒーが冷めないうちに』シリーズのマツモトヨーコさん。猫に何を頼めるわけでもありませんが、今、うりこが卒寿の母に寄り添っていてくれることが私にはどれほど心強く思えることか。 共に並んでベランダの窓から椋の古樹を眺めている母と猫の背中を、私はいつまでも心に留めておきたく思っています。(本文「今を寄り添う」より)目次共に歩く道お人好しの家 原稿料を猫たちに猫の催眠術色あせた帯締め今を寄り添う猫の食〈1〉猫の食〈2〉白猫ボン兵衛猫の額か巨大トイレか〜ミルキィ〈1〉お座りなんて犬のすること? 〜ミルキィ〈2〉白猫の結論〜ミルキィ〈3〉ぬくもりを求めて飼い猫に手を噛まれる〈1〉飼い猫に手を噛まれる〈2〉父と猫母と猫祖母と猫野蛮な楽しみ負けるな、トラチ!天井裏をにらむおお、寒(さむ)、寒(さむ)無事で何より、無事が何より猫の性格 〜ミケチ〈1〉〜いなくなってわかること 〜ミケチ〈2〉〜すり切れた袖別々にかわいい?猫じゃ猫じゃ猫テント〈1〉猫テント〈2〉La maison du chat noir 黒猫の家いのちの水猫の許しさよなら、トラチ?進め、その先の未来へこんないい猫、またとない猫あとがき著者紹介青木奈緒 (あおきなお)(著/文)東京都生まれ。学習院大学文学部ドイツ文学科卒業、同大学院修士課程修了。翻訳・通訳などの仕事をしながら十二年間ドイツに滞在。帰国後、『ハリネズミの道』でエッセイストとしてデビュー。著書に『うさぎの聞き耳』『動くとき、動くもの』『幸田家のきもの』『幸田家のことば』『きものめぐり 誰が袖わが袖』、小説『風はこぶ』や絵本の翻訳『リトル・ポーラ・ベア』シリーズなど。編著に『幸田文 老いの身じたく』「幸田文 生きかた指南」ほか。NHK放送用語委員。曾祖父の幸田露伴、祖母の幸田文、母の青木玉とつづく幸田家四代の文筆家。

出版社:春陽堂書店
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