著者名:
桃瀬いづみ/春名ソマリ | |
亡き母譲りの美貌と豊満な肉体に恵まれたことで継母から疎まれ、嫌味を言われる日々を送っていたルクティア。そんなある日、ルクティアは義姉との買い物中に何者かに拉致されてしまう。国境の森で殺されかけたルクティアを助けてくれたのは、隣国の公爵子息・ユーリスだった。初恋の相手でもあるユーリスとの再会を喜んだのもつかの間、ルクティアはその後の身の振り方に困ってしまう。というのも、ルクティアは自身を殺そうとした犯人として継母を疑っていたのだ。このままのこのこ屋敷に帰ったら、再び命を狙われかねない。そんなルクティアをよそに、ユーリスの屋敷ではとんだ勘違いが始まっていた。ルクティアの豊満な体つきから、ユーリスの「閨教育係」と勘違いされてしまったのだ。ひとまず好都合な勘違いに便乗する形で身をひそめることに成功したルクティアだったが、ユーリスの「一刻も早く閨教育を受ける必要がある」という事情を知って……。
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