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2024/02/21
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水と茶

著者名: 斉藤志歩
作品詳細

とにかく、作者が楽しそうであり、俳句を通じて人生を面白そうに眺めている――岸本尚毅秋や手に文鳥の来てすこしにぎる第八回石田波郷新人賞受賞の著者、待望の第一句集。二〇一四年から二〇二二年までの二五六句を収録。〈収録句より〉セーターにあやしき柄のありにけり妹の駒はみづいろ絵双六夕東風へ黒板消しを打ち合はす紫陽花や銀の器に歯の軽さうつむきて夏着の縞を数へゐし船遊び手を振れば手は風を受くやすめればからだよくなる九月かな宴とほく月の廊下にすれ違ふ紐引いて橇の散歩は木の間ゆくこの宿のシャンプーよろし雪あかるし

出版社:左右社*
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