著者名:
ドミニク・レステル/大辻都 | |
著者は語る。「菜食主義とは、我が身を神になぞらえる人間の思い上がりである。そこには動物への愛など存在しない──。」肉食は残酷だ、タンパク質は動物から摂らなくても十分だ……。食肉加工場の襲撃など、テロリズムにまで過激化するビーガンの主張に、どことなくいかがわしいものを感じるのはなぜだろうか。人工肉や臓器移植、植物の知性、遺伝子組み換え、動物解放論など、菜食主義をめぐるさまざまなトピックスに触れながら、この世界で私たち人間とはいかなる存在なのか、自在に論じる注目の1冊。
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