著者名:
本庄慧一郎 | |
「江戸の闇」は、ご存じのようにさまざまな凶悪な盗賊らを生んだ。だが、財宝や資産のないつましく暮らす一般の庶民は、盗賊など恐れる必要はなかった。しかし、彼らは常に闇にひそむ「目には見えない摩訶不思議な霊力」なるものを恐れ、時には身をすくめていたようだ。そしてもし、万が一にもその「不思議と怪奇の穴」に引きずり込まれることがあっても、当人たちは決して口外しなかったようだ――。さてこの「大江戸エロチックホラー」と題した四つの物語は「不思議や奇怪なんて関係ないぜ」とおっしゃるあなたの心に「惑いやゆらぎという妙味」をもたらすことでしょう。 「大江戸エロチックホラー」シリーズとして出版されている4タイトルを収録した短編集。収録作品 蛇岩の霧が哭いた 穴ぐら かんべんならねぇ 首くくり
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