著者名:
養老孟司/平井玲子 | |
養老さんの飼い猫で、冠番組も持っていた人気者「まる」が、2020年12月に亡くなりました。まるを自分自身の「ものさし」と語ってきた養老さん。まると過ごした日々、まるの死を通じて養老さんは、意識中心で頭でっかちになりがちな人間社会の危険性や、生き物にとって大切な感覚の世界について改めて思索を広げ、その視点は独自の「自足」論として本書で展開されます。まるとの出会いと日常、生きていく術、死、ペットロス、生き物らしさなど、かけがえのない存在だったまるの死に直面して考えたことを、養老さんが語りつくしました。まるに寄り添い、写真を撮ってインスタグラムやブログにアップしてきた、養老さんの秘書・平井さんのエッセイと、オールカラー114枚の写真も掲載。
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