著者名:
山元宣宏 著 | |
本書では書芸術の表現に深く関わる書体について考えていきます。漢代以前の文字はそれぞれの時代において、その時代の性格をあらわしていました。殷王朝の甲骨文、周王朝の金文、春秋戦国時代における古文や、先秦の大篆など、書体が誕生する背景を出土資料や文献資料を通じて解説。そして書が芸術として自覚され始める漢代以降の書体の変遷について追っていきます。やがて書体の安定とともに各書体に通じた能書家が世に現れます。本書に続いて、書芸術の表現と歴史について取り上げた『-書画 美への招待- 書法2 書人とその展開』を読むことで、多角的に書を捉え、自身の表現を深めてゆけるでしょう。
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