長い歴史に培われた日本の陶芸は、伝統的な陶芸技法の発展やオリジナル技法の開発、また焼成機材の進化やこれまでにない土・釉薬の登場などを得て、新しい表現−作陶−が模索されている。伝統技法の紹介をはじめとし、現代の陶芸家たちの多様な作陶のコンセプトや素材・機材にかんする解説もおこなう。表現の可能性を探っていくための一書である。