伝統文化を学ぼうとする人に贈る読本。入門編である本書では、能、歌舞伎、文楽、茶の湯、いけばな、香、庭園といった伝統芸術をはじめ、あらゆる文化活動の根幹となる伝統的な身体論、近代以降の伝統文化の展開など幅広い分野にわたり解説する。伝統文化がどのように生まれ発展したのか、分野別に時系列で出来事をおうことで成り立ちをひもといていく。個々の歴史の流れを理解する一方で、伝統文化が互いに影響し合いながら発展するという横のつながりも意識しながら学びをうながす一冊。