著者名:
松井健二/高林純示/東原和成 | |
花はかおりで虫たちをおびき寄せ、受粉を手伝ってもらいます。鼻を持たない植物や線虫もまわりのかおりを感じることでなるべくうまく生き残ることができるように振る舞います。こうして「かおり」を軸にして生きものたちをつなげていくと地球上のほとんど全ての生きものたちをつなげるネットワークができます。私たちは生きものたちのネットワークをつなぐかおりをエコロジカルボラタイルズ(生態系揮発性化合物群)と名付けました。この本では植物から動物まで生きものたちがどのようにかおりでつながっているのかを紹介しています。また、かおりが大気の中でどのように変化し、それが生きものたちのつながりにどういった影響を与えているのか、そして、このようなかおりを農業に役立てる試みについても紹介しています。かおりから生きものたちのつながりを見てみましょう。関連トピックスも充実。22名の研究者が誘います。
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