著者名:
宮本ポチ子 | |
「何も考えられないようにしてよ」このカラダも家族も、もうどうなってもいいと思ってた…パパに買われるまでは。認知症の祖母、暴力を振るう祖父、金をせびる母親。誰も自分の事を顧みない家庭に傷つき、女子高生のリコは絶望のどん底にいた。ある夜、自暴自棄になり繁華街へ飛び出すと、親子ほど歳の離れた男性・理に手を引かれ、ラブホテルへ連れ込まれる。しかし、実は同じく家庭への傷を抱え、リコに娘の面影を重ねていた理。リコ自身も理に触れられて、初めて家族の温かみを感じてしまい、次第に禁断の関係に溺れていく…。
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