著者名:
蛭田亜紗子(著) | |
乱交パーティが終わった後、未散は自分が雑巾になったような気分になっていた。主催者である21歳年上の夫・重明に命令され、素人のふりをして毎回参加している。本当は24歳だが、ここではセックス狂いの女子大生がプロフィール。プロっぽいサクラばかりの中、地味で幼い顔立ちが男たちを惹きつけたようで、今晩はたくさんの男から激しく求められた。しかし、未散にとってつらい時間はこれからだ。重明は嫉妬をかき立てられないと欲情できないタイプ。乱交で回される未散には何もせず、全てが終わった後に歪んだ欲望をぶつけてくるのだ。強引に犯してくる夫。無理矢理に豊胸させられた乳房をしつこく揉みしだいてくる。整形してから時間が経っていないため、強烈な痛みを感じた未散。何もかもが嫌になって、近くにあったガラス製のディルドで夫を殴ってしまう。そこから彼女の逃避行が始まり……。
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