著者名:
松村 真司/福原 俊一 | |
臨床研究を始めて間もない初学者によくある悩みとして、日常の臨床診療の場面で困っていることや知りたいテーマはあるのに、どうやって研究したらいいのかわからない、というものがあります。自分の知りたいテーマがどうすれば明確になるのか、どういう方向で調べればいいのか、何を変数にするのか…といったことが、あまりに漠然としていてわからないのです。そこで活躍するのが「概念モデル」です。本書では概念モデルが担う役割、概念と研究デザインの関係、さらには実習を通して概念モデルの作成のポイントを学習します。 概念モデルを描くことで、研究課題は目に見える形になって現れます。見落としがちな交絡についても気づくことができ、あなたの研究を必ず助けてくれるでしょう。 この本が、臨床研究を志すすべての臨床家の皆様の足がかりとなることを願っています。
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