著者名:
北大路ときめき | |
「気持ちよさそうに喘いでるじゃないか。じゃじゃ馬姫。さっきまでの威勢はどうした?」皇帝の尋問は甘く激しい愛撫に変わり、声が出ちゃうの……! 美しいと名高い姉の幸せを守るため、身代わりとなり、大国の皇帝の妃候補として異国へ向かうことにした妹姫リリアナージュ。だが、相手は花嫁候補を誰も寄せ付けない冷酷な絶対君主・アルザラーン1世だった。謁見の間では、大勢のライバルたちの前でいきなり「山猿姫だな」と笑われ、目をつけられる。「こんな男に恋なんか、絶対しない!」と心に誓うリリアだが、偶然、皇帝が娼婦と逢引きしている現場を目撃したことで、刀を抜かれ――!? 感情をむき出しにする皇帝を嫌いになれず、お手付きになり、とろける秘密の関係に。さらに公式の夜伽命令が下されて……! めくるめく宮廷花嫁ロマンス!
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