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俺のペニスピアスが彼女のスイートスポットをこすった瞬間の顔を見てみたい。その夜もキットはクラブへ行った。お目当てはマーシー。セクシーな美女だ。黒革のミニスカートにピンク色のホルタートップ。純情そうな顔立ちからは想像もできないほど、腰の動きに色気がある。さりげなく近づいて、囁くのだ。俺のモノに夜通しなぶられてみたいか? と。銀のピアスが6つ嵌まった――ベッドの相手の感度を増すためにつけた――俺の自慢のモノに。股間はすでに脈打っていた。俺の銀のピアスがスイートスポットをこすった瞬間の彼女の顔を見たい。キットはマーシーのところまで行くと、彼女に体を密着させた。ヒップを抱きかかえ、音楽に合わせて体を揺らしだす。――マーシーは目を閉じ、キットの体の熱を感じていた。彼はいつも私を誘惑するのだ。目覚めているときだけでなく、夢の中でも。彼の手が脇から背中へと滑ってホルタートップの下へと潜りこんできた。思わず吐息をもらす。体の奥深くで悦びがつのっていき、我知らず太腿の内側に力が入る。彼の姿を見ただけで正気を失ってしまいそうなのに、こんなふうに抱き合ったら、まともでいられるはずがない。だが今夜のキットは容赦しなかった。もう一方の手でスカートをめくって太腿に指を這わせ……。
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