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2024/02/21
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不埒な願いごと

作品詳細

ハンサムで冷酷な悪党の隠れ家で、私を弄ぶ男がどんどん増えて…。「ハンサムな盗賊か海賊にさらわれて、無理やり体を奪われてみたいわ」たくましくて冷酷な悪党の隠れ家に閉じこめられたあげく、情熱のとりこになる。そのようすをほかの男たちに見られて、いけないことをされ、快感を覚える――そんな破廉恥な空想を、裁縫サークルで語ったプルーデンスは、帰り道でも相変わらず妄想に耽っていた。馴れ馴れしい愛撫やキスを受け、極限まで快感をあおりたてられる自分の姿を想像して。ところが、近道をしようとひとけのない裏通りに入ると、突然、背後から重い足音が聞こえてきて、羽交い絞めにされてしまった!目隠しをされ、乱暴に馬車に押し込まれる。「動くな」異国風の刺激的な香りを漂わせた男がうなり、プルーデンスを組み伏せた。片手で胸をわしづかみにし、反対の手は下のほうをさぐりまわす。やがて小刻みに動く指が、ついに秘密の場所にもぐりこんできた。「お願い……いけません……もうだめ……」言葉とは裏腹に、体は熱くなっていくばかりで……。

出版社:ハーパーコリンズ・ジャパン
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