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2024/02/21
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回収の目途がつかない売掛金について貸倒損失を計上した[飲食業経理の失敗事例]

作品詳細

失敗は成功のもと! でも本当に失敗すると大変!?  そこで各界の専門家、しかも一流のプロフェッショナルが「よくある失敗事例」から正しい実務知識を解説。逆転のケーススタディで実務が身につく失敗から学ぶ実務講座シリーズ!新規開店、新装リニューアル、新メニュー開発…。時として失敗を恐れぬチャレンジが必要な飲食店経営。でも、だからこそ、「経理」で失敗してはいけません。本書はあらかじめ「飲食業経理の失敗」から貴店を守る電子書籍です。>>>>>弊社は、飲食店業を営んでいる法人です。自家製の焼きたてパンが人気を呼び、業績は好調です。パンについては、店舗での食事に出しているほか、他の飲食店にも販売しております。このたび、3年ほど前からパンを販売していた飲食店A社に対する売掛金30万円について、回収の可能性がないと判断し、決算書上、貸倒損失として処理しました。 A社は経営不振により売掛金の支払いが遅れるようになったため1年以上前にパンの販売は停止しています。 その際にA社の社長より、「売掛金の返済については資金繰りの都合もあり、毎月1万円ずつを返済します」と約束してもらいました。ところが、弊社の決算期末の3ヶ月前までは毎月1万円の入金がありましたが、それ以降返済が滞っている状態です。A社は営業を続けておりますが、A社の社長とは連絡がつかず、返済の意思がないものと判断しました。 その後、税務調査があり調査官から、「貸倒損失30万円については、回収の可能性がないとは言えないため、損金に算入することは認められません」と言われました。

出版社:東峰書房
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