祖父の死後、残された家を守りながら祖父の残した着物に身を包み、大学を休んで静かに暮らす千鶴を、同級生の大樹は気にかけていた。一度は結ばれる二人だが、千鶴を凌辱する本家の長男の行動はエスカレートしていく……千鶴は大樹を遠のけ、自分の恋も人生も捨てると決意する。しかし大樹の方はそうは行かず、追い詰められていく千鶴を助けようと試みるが……☆雨情夜話シリーズ(2)