野球ファンなら「バント」、「盗塁」、「ヒットエンドラン」、「スクイズ」といった野球の戦術があることくらい百も承知のはず。しかし、誰でも知っている戦術でも、どこでその戦術をやるか、使うかが問題だ。戦術には「攻撃」と「守備」があるが、守備の戦術をおろそかにしてはいないか。百人の監督がいれば百通りの野球があって然るべきだと思う。そんな「戦術」の基本について書き上げた一冊。