両親がアメリカに行くことになって、念願の一人暮らしができると思っていた私立御堂学園の松坂倫。しかし過保護な両親に泣きつかれ、妥協案として寮に入ることに。その入寮初日。意気揚々としていた倫は仲の良かった理事長が入院したことを知り、見舞いに出かける。そこで見かけた青年が、次の新理事長になる黒澤雄基と知る。そして寮に戻った倫は自室で赤い薔薇の花束を見つけるのだった……。