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2024/02/21
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どんぶり+もう一品

著者名: 足立洋子
作品詳細

子育て中も、ひとり暮らしになった今も、忙しい時は気がつくと「おどんぶり」を作っています。では簡単なだけが「おどんぶり」なのかと言うとそうではなく、とても奥が深く、何より「作った」感があります。ご飯さえあれば、のりをもんで、冷蔵庫にある何かをのせて、だしじょうゆをかけ、わさびやホースラディッシュをのせる――これで満足。育ちざかりの息子がいた時はご飯にのり、ステーキを焼いてのせるだけ。一汁三菜の、苦労して作った完璧な夕食には「華がない!」と言う息子が、「ステーキ丼なら毎日でもいいな」と言った、おいしそうな顔を思い出します。ステーキだけにならないよう、ほうれん草のソテーを添えたり、肉を焼いた肉汁にしょうゆと酒、ガーリックを入れてソースにしてかけたり……。ひとつの器の中で、ご飯を中心にいろいろなものがおいしく混ざり合う「おどんぶり」のレパートリーは次から次へと浮かんできて、毎回、「おいしいー!!」と盛り上がってしまうのが、私にとっての「おどんぶり」なのです。難点があるとしたら、あまりの優秀さに、これひとつでよし! とできることでしょうか。でも、それだけだと、ちょっと手抜き感があるし、栄養バランスも心配。「『どんぶり+もう一品』で満足できるものを」と考えて作ったのが本書です。これで、おなかも栄養も満足もOKにしましょう。皆さまの「おどんぶり」の世界が、ますます広がりますように。足立洋子 (本書「はじめに」より)

出版社:マガジンハウス
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