ストイックで厳しい上司だと思っていた乃木に仮の恋人になることを提案された知紗。「ずっとお前が欲しかった」二人きりになった途端、雄の気配を纏った彼に甘く囁かれ、胸のときめきが止まらない。優しいキスが次第に荒々しさを増せば、心が彼を求める。欲望に滾った剛直で貫かれ、あられもなく乱れて――。オトナな色香を放つ男に愛され尽くす、嘘から始まる淫らな渇愛。