亡き恋人に瓜二つの玲一郎に抱かれた美幸。荒々しく熱杭を穿たれ、得も言われぬ淫悦に溺れる。「まだ寝かせない」強引で酷薄なところは優しかったあの人とまるで違う。二人を比較するたびに切なくてやるせない想いに苛まれ……。身体だけで繋がった関係のはずなのに「……もういない奴のことなど、早く忘れてくれ」懇願にも似た苦しげな呟きは、まるで愛の告白のようで――。