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2024/02/21
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【期間限定半額】北斎漫画 江戸庶民編

作品詳細

世界十大芸術家の1人と目され、日本のみならず世界で高い評価を受けている葛飾北斎。 1831年刊行の『冨嶽三十六景』は日本人なら誰もが知っている名作中の名作だ。その『冨嶽三十六景』と並んで葛飾北斎の代表作と言われているのが、この『北斎漫画』で、19世紀中ごろには日本のみならず欧州へと伝えられた。 『北斎漫画』はジャポニズム(日本趣味)を引き起こす原動力となり、パリでは神として崇められるほどであった。モネ、ゴッホ、ゴーギャンなど欧州の画家たちは、北斎の描写力と構図に感動し、自分たちの絵の中にも取り入れた。『北斎漫画』は“ホクサイ・スケッチ”と呼ばれ海外でも人気を博した。 全15編からなり、約4000の浮世絵が収録されている『北斎漫画』の中から、今回は「江戸庶民」を題材にした作品を中心にまとめた。全体を見るとダイナミックで、細部を見ると非常に細かなところまで描写されている点が北斎の作品の特徴だ。この点に注目し、是非楽しんで鑑賞していただければと思う。 表題の「漫画」は「気の向くままに漫然と描いた画」であることに由来しており、北斎自身が名付けたと言われている。森羅万象を描いた葛飾北斎を体現した作品であり、人物、風俗、動植物、伝説の生物、風景、建築物、歴史などあらゆるものを題材にしている。人物を描く際には人のふざけた顔を描くなど、非常に独創的で北斎らしい作品の数々だ。

出版社:ゴマブックス
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