ひとつのテーマを3人の化学者の視点でひもときます。ボイルやボルタ、ファラデーといったおなじみの化学者のほか、日本の化学者も取り上げます。この本を読むと、化学の教科書に登場する法則や原理の発見が、多くの先人たちの知見や発明のうえに成り立っていることが分かります。国や時代を越えて、互いに影響を及ぼし合う科学者たちの姿も知ることができます。文系で学ぶみなさんにもおすすめしたい1冊です。