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2024/02/21
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教祖逮捕 「カルト」は人を救うか

著者名: 米本 和広
作品詳細

 カルト商法、洗脳、児童虐待、家族崩壊……。カルトをめぐる問題が次々と表面化している。彼らに共通するのは「絶対性」(教義)と「違法性」にある。問題にすべきなのは、サブリミナルを使った心理操作、恐怖心を煽る勧誘、法外な献金など、具体的な違法性である。だが、人は何らかの〈救い〉を求めてカルトに入る。入信の過程でまやかしや詐欺的トークがあったにせよ、それがなければ胡散臭いと思われている団体に入ることはありえない。カルトが人々にもたらす〈救い〉とは何か? 今後のカルト現象とカルト被害を読み解く上で必読の一冊。プロローグ 人はなぜカルトを信じるのかPART1 カルトと金……福永法源の「法の華」カルト商法のカラクリPART2 進化するカルト……自己啓発セミナー屋さんはいかにしてグルとなったかPART3 洗脳、神秘体験、カルトが人の脳を変容させる方法……再考〈貴乃花・TOSHI“洗脳”騒動〉PART4 若者はなぜカルトに魅かれるのか……親鸞会VS顕正会――学園キャンパスに吹き荒れる仏教ラディカリズムPART5 カルトと児童虐待……二元論の罠――セラピスト・服部雄一氏との対話PART6 家族の「苦悩」から「再生」へ……こうして「カルト」からわが子を取り戻したエピローグ 作られた言説――マインドコントロール論●米本和広(よねもと・かずひろ)1950年、島根県生まれ。ルポライター。横浜市立大学卒業。「繊研新聞」記者を経て、フリーに。著書に『カルトの子』(論創社)、『洗脳の楽園』『我らの不快な隣人』(情報センター出版局)、『教祖逮捕』(宝島社)など。2022年7月に安倍元総理を殺害した犯人から手紙が届いたとして注目を集める。

出版社:アドレナライズ
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