著者名:
山本尚 | |
ノーベル受賞者たちは日本的感覚の持ち主だ全国紙すべてが報じたノーベル賞候補で、77歳現役科学者が初めて語る日本人論と発想法。武田邦彦氏推薦山本先生は世界が認めるトップ科学者で、ご専門の化学の研究と並んで教育、学会にも大きな貢献をされた。その集大成ともいうべき「創薬」で日本を再び世界一にする大発見をされた。本書はそんな先生の熱意がこもる日本復活論だ。----------------------------------------------------ソロバンの答えは「出る」のであって「出す」のではない。矢は的に「当たる」のであって「当てる」のではない。----------------------------------------------------日本復活の鍵は「日本的感覚」にある課題を立方体として見る訓練/ぼんやり考えることが道を開く/道理――新型コロナに自粛で対応した日本/可愛い――日本人の美しさの基準/内向型の謝罪、外向型の謝罪/「センスがいい」は不思議な言葉/キリスト教と八百万の神/「無理をしない科学」こそすごい/「フラスコの色が見えないと」/「形から入る」日本独自の伝統/道元の教えは発明に通じる/「納得しない自分」を残し続けたら【主な目次】第1章 創造性を引き出す第2章 日本人は論理的でなくていい第3章 日本人のフィーリングを活かす第4章 ブレイク・スルーのために第5章 創造性の履歴書第6章 ノーベル賞級の先生たち第7章 日本型破壊的イノベーションを第8章 平均点社会からイノベーションは生まれない著者について山本尚(やまもと・ひさし)1943年、兵庫県生まれ。中部大学先端研究センター長、分子性触媒研究センター長、教授。名古屋大学特別教授、シカゴ大学名誉教授。京都大学工学部工業化学科卒業。ハーバード大学大学院化学科博士課程修了。東レ基礎研究所に10カ月勤務したのち、京都大学工学部助手。その後、ハワイ大学准教授、名古屋大学助教授・教授、シカゴ大学教授などを歴任し、2011年に中部大学教授に就任。元日本化学会会長。2017年に有機化学で最も権威ある「ロジャー・アダムス賞」受賞。2018年に瑞宝中綬章、文化功労者。
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