大西組の元構成員・梁瀬は、日本画家・遠山との蜜月により組への恨みに凍りついていた心を溶かし始めていた。男に苛まれて悦ぶ身体を認められずにいた梁瀬を丸ごと愛してくれる遠山に、未だに正面から答えてやれないまま…。そんな中、遠山の元恋人で華原組組長・一乗寺が現れたことにより、梁瀬と遠山の間に少しずつ亀裂が生じていく。自分の嫉妬心を認められず動揺する梁瀬につけ込むように、遠山の親族から「遠山と別れろ」と脅しをかけられ!?―。