病気の母を支えるため、駆け落ちして姿を消した伯爵令嬢の身代わりを引き受けたミレイユ。結婚相手はミレイユが、ひそかに心惹かれていた若き侯爵シャルルだった。偽りながら彼の妻になることに喜びを覚えるミレイユだが、シャルルは一目で彼女がミレイユであると見抜き、甘く愛しながらも問い詰めてくる。本当のことは言えず苦しむミレイユ。シャルルは追及は続けながらも彼女を妻として溺愛する。秘密を持ちながらも幸せに寄り添う二人。しかし、駆け落ちした令嬢の手がかりが掴めて――!?