「過渡の詩」は「俳句の根拠」、「世紀末の地球儀」と並び坪内稔典の若き日の俳句評論集三部作の一冊。いま、必読の俳句評論書として多くの評論家からも取り上げられている。俳句を「過渡の詩」として位置づけ、正岡子規以降、問いかけることの少なくなっていた「俳句とは?」に応える。俳句に関心ある人の避けて通れない作品である。