加賀友禅工房の一人娘、鹿乃子は自身も染めをやりつつ和装小物の販売をしていた。ある日、東京の老舗、三橋呉服店の若旦那と店員が父の工房との取り引きのお願いにやってきたが、横柄な店員の態度にカッとなった鹿乃子は彼にお茶をかけてしまう。若旦那は寛容で店員を諫め、鹿乃子を許してくれてほっとしたものの……。「私の妻におなりなさい」いきなり若旦那から求婚され、お試しでお付き合いをすることに。若旦那からガンガン押され、鹿乃子は──!?