著者名:
岡島政美 | |
中国の長い歴史の中で、歴代の王朝は威信をかけて膨大な財宝で埋め尽くした墓を築いてきた。だがそれらの墓は、墓泥棒の絶好の餌食となり、王墓の大半があばかれ続けてきた。 著者がその中国盗墓史を調べるうちに、「そもそも『盗墓』という概念がおよそ日本人の想像を超えており、その動機や目的に至っては、もはや『文化』と称して十分差し支えないものであるとさえ思えた」という。(「あとがき」より) その解明に情熱をかけた著者は、百数十回の訪中を重ね、あらかたの王朝古墓を歴訪、本書をまとめた。
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