母譲りの紅い瞳を持つ呪われた一族の娘として宮中で虐待を受ける麗媛は、異母兄の皇太子の命により厄災をもたらすために新興国、紅藍に嫁がされる。自分のせいで他人を不幸にするまいと心を閉ざす麗媛を、紅藍の皇子、天暁は優しくなだめて溺愛する。「あなたがかわいすぎてまだ足りない。もう一度、感じてくれるね?」朝夕愛され変わっていく心と身体。だがある日、麗媛の側仕えの少年が大怪我をし呪いの存在を周囲に疑われて!?