奈美さんは、痴漢されるのが好きなんだね…囁かれながらローターが秘部にあてられる。だめ、人に見られてしまう―しんとした館内で、奈美は図書館司書として勤めていた。人付き合いが苦手で、あまり会話を必要としない職を選んだのだ。そんな奈美には密やかな楽しみがあった。高校生の賢治くんがいつも本を借りるときに声を掛けてくる。応えているうちになんだか男の人にも慣れてきた。でも痴漢されているところを彼に見られて……。