「ここがいい?」激しく腰を振ると俺をきつく抱いて応えてくる。数時間前にはじめて出会った女は、瞳を閉じて湿った声を漏らす。妻を持つ身でありながら、一目で惹かれた女。本当に美人だった――しゃべらなければ…。それでも先に本気になったのは俺。君をひとりマンションに残して帰るが、決して君を逃がさない。好きだからさ。他に理由がある?